BOSHIN航海日誌 News & Topics
素顔のヨコハマ 12

シリーズ 素顔のヨコハマ
<横浜らしさを訪ねて>
第12回 東横フラワー緑道
東横フラワー緑道は、東急東横線の地下化により生まれた東白楽駅から横浜駅間の線路跡地に横浜市によって整備された延長約1.4Kmの緑道(公園)です。
2004年2月のみなとみらい線(横浜駅から元町・中華街駅)開業に伴い、同線と直通運転を行う東急東横線の反町駅および横浜駅が地下化されました。その地下化跡地の用途について検討が行われた結果、横浜市が線路跡地に緑道を整備することとなり、2005年12月に整備が開始されました。その後、緑道の愛称について一般公募が行われ、2006年4月に東横線地下化跡地活性化地元委員会によって「東横フラワー緑道」を愛称および正式名称とすることが決定しました。線路の撤去が完了した後、地元住民との話し合いのもと緑道の整備が進められ、2011年4月には全区間の整備が完了し、これにより、横浜駅から東白楽駅間を通して歩くことが可能となりました。
線路の地下化に伴って騒音の低減やガード下のうっとおしさも解消され、地域の分断もなくなり、都市部に広い空と見通しの良さが復活しました。
緑道公園として地域のコミュニティも育ち、定期的にフリーマーケットなども行われているようです。
また、高島山トンネルが遊歩道として利用できるようになったことで、反町駅エリアから横浜駅エリアへの移動が快適かつ最短距離で移動できるようになったため、多くの方に利用され好評を得ています。
参考文献:ウィキペディア(Wikipedia)
本稿の記事及び写真はすべて現地取材に基づいて作成しております。

東白楽側始点/東急東横線と並走

緑道の下に電車が吸い込まれていきます

地域と調和した街並み

国道1号線を跨ぎます

反町駅(地下駅の上部)

心地よい陽だまり(ポケットパーク)

高島山トンネル
東横線の反町駅から横浜駅間に位置する高島山を貫通する1926年に開通したトンネルで、地下化以前は東急東横線の電車が走行しており、またかつては横浜方の出口付近に同線の神奈川駅がありました。
2011年4月に東横フラワー緑道の一部として供用され、明るく圧迫感なく整備されており、横浜駅エリアと反町駅エリアを最短距離でつなぐ新たなルートとして多くの人でにぎわっています。尚、防犯上、通行時間に制限が設けられています。

トンネルの先は横浜駅エリアへ

見上げるとすごいお寺が
瑠璃光山三宝寺(浄土宗/1597年開山)はそのユニークな基礎構造体の姿から、天空の寺とも呼ばれているようです。

東海道神奈川宿との交差点。以前はガード下だった場所です。右端は旧神奈川駅跡地(東急東横線)。

この先ハマレールウォークを経て横浜駅西口に接続

横浜駅側始点にある園石

園石の裏側
弊社100周年記念事業の一環として東横フラワー緑道一連の整備を応援した際のモニュメントです。

河津桜とメジロ、春が間近です