BOSHIN航海日誌 News & Topics
いしぶみの背中 7

シリーズ いしぶみの背中
<発祥の地を訪ねて>
第7回 鉄道発祥の地
日本の鉄道の歴史は、明治5年、1872年10月14日の新橋~横浜間の鉄道開通から始まります。
この日を記念して、10月14日は「鉄道の日」と定められ、全国各地で様々なイベントが催されます。
JR桜木町駅の新南口(市役所口)を出た行き止まりの片隅に、「鉄道創業の地」記念碑が静かに鉄道の歴史を見守っています。

碑文は風雨に晒され貫禄ある存在ですが文面は下記のとおりです。
鉄道創業の地
我が国の鉄道は、明治5年(1872年)旧暦5月7日、この場所にあった横浜ステイションと品川ステイションの間で開通し、その営業を開始しました。
わたくしどもは、当時の人の気概と努力をたたえ、このことを後世に伝えるとともに、この伝統が受け継がれて、さらにあすの飛躍をもたらすことを希望するものであります。
昭和42年10月14日
財団法人 横浜市観光協会
鉄道発祥記念碑建設特別委員会
記念碑の横には別途解説サインが添えられています。
日本で初の鉄道を作るために明治3年(1870年)に鉄道資材を英国から購入し横浜港で陸上げされ建設が始まった。
この地は2年後の同5年5月7日、横浜、品川間に最初の鉄道が開業した時の初代横浜駅の跡地である。
この鉄道発祥の地を象徴して昭和42年10月16日に記念碑が右図(15m後方)の原標の位置に建立されたが、昭和63年12月にこの広場を整備するに当たって、現在の位置に移設された。
平成元年1月
横浜市
横浜国際観光協会

鉄道開業の地を象徴して1967年(昭和42年)10月13日に設置された記念碑の原票点。

JR桜木町駅直結のシァル桜木町アネックス内の旧横濱鉄道歴史展示「旧横ギャラリー」には鉄道創業時に運行していた110型蒸気機関車をはじめ、中等客車のレプリカやパネル展示、当時の街並みを再現したジオラマなどが展示されています。

蒸気機関車の動輪が土台になっています。
出典 Wikipedia,日本の鉄道史
本稿の記事及び写真等はすべて現地取材に基づいて作成しております。